名作ミュージカルで世界を旅する / ALL THAT JAZZ / オール・ザット・ジャズ

世界の交差点と言われるタイムズスクエア。世界中の観光客を魅了して止まないシアター・ディストリクトの中心から『オール・ザット・ジャズ』をお届け。

ブロードウェイの振付師兼ミュージカル監督、ジョー・ギデオン(ロイ・シャイダー)は酒とドラッグ、女にヘビースモーキング、そして舞台に明け暮れる毎日をおくっていた。新作の準備の中、過労で倒れたギデオンは医師から死を宣告される。治療のため入院するものの、病室で仲間達と騒ぎまくる彼の容態は回復の兆しすら見えない。遂に生死をさまよう状態になったギデオンは、夢うつつの無意識の中で自分の人生を振り返る。そこに現れた一人の美しい女性、彼女は死の象徴だった—。

ショービジネスの裏側、一人の天才振付師ボブ・フォッシーの人生を通して描く自伝的作品。回想シーンにみられる幻想的な映像を大胆に取り入れた作風も見どころ。アカデミー賞美術賞、編集賞、編曲賞、衣装デザイン賞、そしてカンヌ映画祭を制したミュージカル映画の最高峰。

■TRAILER・トレーラー

■MUSIC・音楽

MI0001081564クラシック、ジャズ、フュージョンを散りばめた映画と音楽がシンクロした魅力的な曲の数々。冒頭で大勢のダンサーが踊るオーディションシーンで流れる曲George Bensonの”On Broadway”。軽快なフュージョン・ギターとブロードウェイの華々しさと苦しさを歌に込めた歌詞が見事な名曲。ギデオンの毎日の日課であるシャワーを浴び、目薬とドラッグを服用し、「イッツ、ショータイム!」と鏡に語りかけて一日が始まるシーンではVivaldeの”Vivaldi Concert In G”が淡々と流れる。ラストで自分の人生をミュージカルにみたてて振り返る劇中で一番の見せ場では、「死」を題材に歌って踊る”Bye Bye Love”をギデオン自身が精一杯に表現してみせる。映画と切り離して音楽だけでも十分に楽しめる内容。

 

 

 

■LOCATION・ロケーション

ブロードウェイ。映画の舞台となる場所。ニューヨーク州を南北に走る通り。中でもマンハッタンのタイムズスクエア付近はその周辺に劇場街が広がっているため、「ブロードウェイ」という単語は「ミュージカル」の代名詞になっている。

カウフマン・アストリア・スタジオ。今作が撮影されたスタジオ。クイーンズに位置し、アメリカ映画博物館、フランク・シナトラ スクール オブ アートなどに隣接。クイーンズルネッサンスの中心といえる場所にある。

■TRIVIA・トリビア

★劇中、ジョー・ギデオンが毎朝使用していたデキセドリンの薬瓶に書かれているアドレスは”61 West 58th Street”。ボブ・フォッシーは、実際に”61 West 58th Street”のアパート26Bで暮らしていた。

★本作は、映画プロデュサー、スティーブン・シュナイダーの「あなたが死ぬ前に見なければならない101の映画」にランクインしている。また1998年に発表されたアメリカン・フィルム・インスティテュート(American Film Institute)にも、トップ100のアメリカン・ムービーにノミネートされた。

★多数の人々に影響を与えたボブ・フォッシーのダンスは、フォッシー・スタイルとも呼ばれ、あの、KING OF POP、マイケル・ジャクソンも影響を受けたと言われている。こちらの動画は、ファンが編集した二人を比較するビデオ。

■DETAILS・作品詳細

作 品 名:All That Jazz/オール・ザット・ジャズ
公   開:1979年
制 作 国:アメリカ
上 映 時 間:123分
監   督:ボブ・フォッシー
キ ャ ス ト:ロイ・シャイダー/ジェシカ・ラング

 

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